都内某所、とある公園の片隅に、少し変わった男性専用トイレがある。
そこを管理するのは、慈愛に満ちた数名の女性たち。
昼夜を問わず交代で常駐し、報酬を受け取ることもなく、訪れる男性を笑顔で迎えている。
利用方法はいたって簡単。入口で女性に合言葉を告げるだけ。
「トイレ」
その一言を聞けば、彼女たちは決まって優しく微笑み、中へ案内してくれるという。
壁には、ただ一枚の注意書き。
「皆のトイレです。綺麗に使いましょう」
「使い方……わかりますか?」
「もう少し、出されますか?」
そんな問いが、今日も男女の間で静かに交わされる。
では、このトイレをいったいどう使うのか――。